眼内悪性リンパ腫について

眼内悪性リンパ腫とは

眼内悪性リンパ腫は、vitreoretinal lymphoma:VRLとも呼ばれ、ぶどう膜炎と類似した所見を呈する眼内に発生するまれな中枢性悪性リンパ腫の1亜型である。VRLのほとんど(約95%)がB細胞リンパ腫であり、組織学的にはほとんど(約95%)がびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B cell lymphoma:DLBCL)である。T細胞リンパ腫は極めてまれである。

初発時に、眼原発のもの、脳の浸潤を合併したもの=(Primary vitreoretinal lymphoma :PVRL)。眼および脳以外の全身臓器病変から、眼に進展したsecondary VRLと分類される。